フィリピンの通貨 (Philippine currency)
通貨単位は1966年までがPESO(ペソ)とCENTAVO(センタボ) 1 PESO=100 CENTAVO、1967年以降はタガログ語表記のPISO(ピソ)とSENTIMO(センチモ) 1 PISO=100 SENTIMOとなります。PESO(ペソ)は、スペインの植民地で使われていた通貨単位で、1/100の補助単位をCENTAVO(センタボ)と呼びます。現在、ペソが通貨となっている国は、アルゼンチン・ペソ、 ウルグアイ・ペソ、 キューバ・ペソ、 キューバ兌換ペソ、 コロンビア・ペソ、 チリ・ペソ、 ドミニカ共和国ペソ、 フィリピン・ペソ、 メキシコ・ペソ、の9ヶ国です。
他のペソと区別する場合、日本語では「フィリピン・ペソ」、国際通貨コードでは「PHP」、英語では「Philippine peso」、タガログ語では「Piso ng Pilipinas」と表記します。
2019年現在、紙幣の種類は20、50、100、200、500、1000 PISOの合計6種類。 硬貨の種類は1、5、10、25 SENTIMO、1、5、10 PISOの新旧の10 SENTIMOを除く13種類。
紙幣
2019年現在、紙幣の種類は20、50、100、200、500、1000 PISOの合計6種類。
2010年以前の通貨は、2017年1月1日以降完全に使用できなくなっています。
硬貨
2019年現在、硬貨の種類は1、5、10、25 SENTIMO、1、5、10 PISOの新旧の10 SENTIMOを除く13種類。
フィリピン中央銀行(BSP)のロゴ
- フィリピン中央銀行(BSP)ロゴの原型は、ミゲル・カデルノ(Miguel Cuaderno)総裁の提案で、クリスプロ・サモラ社(Crispulo
Zamora)のダンサモラ氏(Dan Zamora)によって、1949年にデザインされました。
ロゴは、進歩のホイールを押している男性がフィリピン国家を象徴しています。背景は、国の伝統的な農産品が工業生産と商業のための基本的な成分であることを、昇る太陽光線が繁栄の夜明けを象徴しています。また、周りの円と中央銀行のテキスト「CENTRAL BANK OF THE PHILIPPINES」は、永続を象徴していて、銀行が、必要な財政、商業、および金融政策を提供することを示唆しています。
- 1979年、グレゴリオ S.リカロス(Gregorio S. Licaros)総裁の任期中に、ロゴは旧デザインに基づいて簡素化されます。
- 1993年、ロゴが変更され、5センチモを除いた新規発行のすべてのコインと紙幣に使用されました。
ロゴは、進歩のホイールの中に形成されたフィリピンの旗、登る太陽、及び山がデザインされ、周囲を「BANGKO SENTRAL NG PILIPINAS」により囲まれています。
ホイールは国の経済成長を表していて、旗は国を象徴し、フィリピンの人々の国家主義と統一を表現しています。登る太陽は、明るい将来と国の一新された精神を意味し、山は安定性を表しています。
- 2010年のBSPのロゴは、安定性を意味する青色の円形で、中央銀行の3つの柱を意味する3つの金の星と白のストロークで描画様式化されたフィリピン・イーグルを特徴としています。半円形に描かれた金のラインと「BANGKO
SENTRAL NG PILIPINAS」のテキストは、自由と開放性、そして準備を意味していて、フィリピン・イーグルに表されているように、急上昇し、そのゴールに飛んで行くために開放されています。
- フィリピンイーグルはフィリピンの国鳥、世界最大のワシとされ、強さ、明確なビジョンと自由の象徴を表しています。
- 3つの星は、中央銀行の3つの柱、物価の安定、安定した金融システム、安全で信頼性の高い決済システムを表しています。
- 青色の背景は安定性を意味しています。
- 金の星は、知恵、富、理想主義、および高い品質を象徴しています。
- ワシの白い色及びBSPのテキストは、純粋さ、中立、および明るい精神を表しています。
BANGKO SENTRAL NG PILIPINAS