フィリピンの紙幣 (Philippine note)
2010年 1000 PISO
2010年に発行。
表 「REPUBLIKA NG PILIPINAS」「ANG SALAPING ITO AY BAYARIN NG BANGKO SENTRAL」「AT
PANANAGUTAN NG REPUBLIKA NG PILIPINAS」「PINAGPALA ANG BAYAN NA ANG DIYOS
AY ANG PANGINOON」「SANLIBONG PISO」 (上)ホセ・アバッド・サントス(Jose Abad Santos)、司法長官、日本軍侵攻時の大統領代行。(中) ビセンチ・リム (Vicente
Lim)、米国国防大学を卒業した最初のフィリピン人。日本軍侵攻の時に活躍した将軍。(下)ホセフア・リアーネス・エスコダ(Josefa Lianes
Eskoda)、女性解放の先駆者、フィリピンガールスカウトの創設者。肖像左、フィリピンの独立100年を祝う様子。肖像右、ホセ・アバッド・サントス、ビセンチ・リム、ホセフア・リアーネス・エスコダに与えられた名誉勲章、フィリピンの国章とフィリピン中央銀行(Bangko Sentral ng Pilipinas)のロゴ。
裏 スールー海のトゥバタハリーフ(Tubbataha Reefs)国立海洋公園、アコヤガイ(Pinctada)と南洋真珠、ミンダナオ(Mindanao)のくくり染め染色されたマニラ麻、ティナラック(Tinalak)。
トゥバタハリーフ(Tubbataha Reefs)国立海洋公園は、ミマロパ地方、パラワン(Palawan)の東、ノース・リーフとサウス・リーフという2つの岩礁と珊瑚礁を保護する目的で設置された海中公園で、1993年に、フィリピン初のユネスコ世界遺産として登録されました。
南洋真珠(South Sea Pearl)は、シロチョウガイ(Pinctada maxima Jameson,) から産出する真珠で、主にオーストラリア、インドネシア、フィリピンで養殖されています。産出する真珠はアコヤガイ(Pinctada)、クロチョウガイ、イケチョウガイなどが真珠貝の中でもっとも大きいとされています。
ティナラック(Tinalak)は、ミンダナオ島ソクサージェン(Soccsksargen)地方の南コタバト(South cotabato)州のティボリ(T'boli)族に伝わる布で、バナナに似たアバカと呼ばれる丈夫な植物の繊維を織ったものです。ティボリ族のひとたちの間では、アバカの精霊フーダル(Fu
Dall)が夢にあらわれると、良い製品ができると信じられています。 (Photograph by UNESCO)