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銃の話題(Topics of guns)

3Dプリンタによる1911 (1911 with 3D printer)

3Dプリンター(3D printer)は、3Dデータを元に立体を造形する機器です。1980年に名古屋市工業研究所にて小玉秀男が光造形法を発明したのが始まりとされています。 コンピュータ上で作った3Dデータを設計図として、その断面形状を積層していくことで立体物を形成する方式が基本となります。 積層の加工方法には、紫外線を照射することで硬化する液体樹脂を用いた光造形法や、素材粉末を層状に敷き詰め、レーザービームなどで直接焼結したり、バインダを添加して固めたりする粉末法などがあります。

製造

3Dプリンタによる19113Dプリンタによる1911は、アメリカ・テキサスのソリッドコンセプト(Solid Concepts)社のエンジニアが、ドイツのEOSINT M270ダイレクトメタル3Dプリンターで制作したものです。 2013年11月頃に公表され、スライドやフレーム、銃身などほとんどの内部パーツを、直接金属レーザー焼結法(Direct metal laser sintering)の3Dプリンタで製作しています。材質は、ほとんど17-4ステンレスで、ビーバーテイルや撃鉄等にはインコネルが使われています。 グリップも3Dプリンタによる樹脂で製造されています。 パーツ群3Dプリンタで出力されたパーツ群。
メインスプリングやネジ等は市販品が使用されています。
撮影用にスライド側面が研磨されていますが、穴あけやすり合わせなど後加工は一切行われていないそうです。 3Dプリンタによる1911は2014年9月6日までに、5000回の発射を行ったそうです。

3Dプリンタ

ソリッドコンセプト(Solid Concepts)