序論(Introduction)

ラン・マンリー・バルザー航空機エンジン(Langley Manly Balzer Aero Engine)星型エンジン(Radial engine)は、シリンダーを放射状に配列したエンジンで、主に航空機用に用いられました。最初のエンジンは、1903年10月7日と12月8日にアメリカのサミュエル・ピエールポント・ラングレー(Samuel Pierpont Langley)がポトマック川の水上で行なった有人飛行実験に使用したタンデム翼のエアロドローム(Aerodrome)に搭載されていた、 シリンダーを放射状に5本配置した星形エンジンでした。このエンジンは、ラン・マンリー・バルザー航空機エンジン(Langley Manly Balzer Aero Engine)で1901年に製作されたエンジンで、ステファン・M・バルツァー(Stephen Marius Balzer)とチャールズM.マンリー(Charles M Manly)の設計によるものでした。エンジンの概要は、直径37インチ、幅19インチ、重量209.6ポンド(95.2kg)、水冷5気筒ラジアルエンジン、950rpmで39.1Kw(52.4hp)、ボア5インチ、ストローク5.5インチでした。実験は失敗に終わりますが航空機用星型エンジンの先駆けとなります。

(Photograph from Smithsonian Air and Space Museum)


星型エンジンのクランクシャフトを機体に固定し、シリンダーが回転する形式のエンジンを、ロータリー・エンジン(Rotary engine)と呼び、 最初のエンジンは、1890年代にアメリカのステファン・M・バルツァー(Stephen Marius Balzer)が製作した、3気筒のロータリー・エンジンとされています。 ロータリー・エンジン(Rotary engine)arrow

アニメーション(Animation)

pichori

吸入(Intake)
ピストンがクランクの回転により上死点から下死点まで移動します。シリンダ内の圧力が下がり、カムにより吸気弁が押され、吸入口より混合気がシリンダ内に吸い込まれます。

(各シリンダーは、3気筒なので240度、遅れて動作します。)

圧縮(Compression)
カムにより吸気弁が閉じ、ピストンがクランクの回転により下死点から上死点まで移動し、混合気が圧縮されます。
爆発(Combustion)
圧縮された混合気が点火プラグにより着火され、燃焼を開始し、ピストンは上死点から下死点まで押し下げられます。
排気(Exhaust)
カムにより排気弁が開き、ピストンがクランクの回転により下死点から上死点まで移動し、燃焼ガスが排気され、カムにより排気弁が閉じ再び吸入行程となります。

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