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旅の話題 (Topics of travel)

熱海梅園の韓国庭園

朝鮮王朝時代は、大地を表わす方形の池と天を表す円形の島による「方池・円島」庭苑や水を用いない枯池、建物の風鈴や石造小品等の接景美を取り入れた庭苑が造られました。また朝鮮王朝末期には日本との交流もあり、日本の様式も取り入れられました。韓国庭苑は、自然の美しい風景が基本になっていて、自然の山々が塀の役割をし、庭を囲む塀などは基本的に造りません。 韓国庭園ガイド熱海梅園の韓国庭園は、2000年(平成12年)9月に当時の森首相と金大中大統領との日韓首脳会談が熱海で行われた際に、熱海梅園を訪れ園内を散策し歓談され、日韓の友好の絆を深めた事を記念して、日本と韓国の友好と世界平和が永久に続くようにと願い、朝鮮時代の伝統様式と手法を取り入れ整備されたそうです。
韓国古建築専門家、安聲浩(アン・スンホー)氏の監修で、限定された空間で完結するスタイルを取らず、自然景観の結びつきを大事につくられ、庭園空間を「内庭」とし、それを支える外部の空間を「外庭」として空間構成されているそうです。堂、大門、塀瓦、等の建設資材は、韓国の材料を使用して韓国建築関係者の手によって直接建設されたそうです。
園内には、方池円島・花階・煙家・友好平和記念碑・噴泉・チャントッテ・堂・大門・玉石張り土塀・瓦張り土塀・朴飛行士記念碑などがあります。 熱海市役所 

内容(Contents)

花階(Flower stairs)

母屋の北側の斜面地に築く階段状の花壇。高貴な女性方の愛好の庭園として、季節感ある身近な植物や薬用植物、果実等の有用植物を植えています。

住所:熱海市梅園町1169-1 熱海梅園内
交通:熱海駅より「相の原」方面行きバスにて約15分→「梅園」下車、熱海駅より伊東線にて約3分→来宮駅下車→徒歩約10分