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序論(Introduction)

ポートサイド(port side)。港を表す英語には、ポート(Port)とハーバー(Harbor)の2つがあります。ポート(Port)の語源は、ポルトガル語のポルト=港で、ハーバー(Harbor)は港湾・入り江や避難所と訳されます。

内容(Contents)

船の右舷と左舷

進行方向に向かい右側(右舷)を、スターボード・サイド(starboard side)、左側(左舷)をポート・サイド(port side)と言います。 昔の船は、現在の船のように後ろ(船尾)に舵があるのではなく、船体の右舷船尾にあり、舵を取る板、ステアリング・ボード(steering board)、と呼ばれていました。 ステアリング・ボード(steering board)は変化し、スターボード(starboard)になりました。
船の接岸は右舷に舵があるため、左舷を港側にし、接岸しました。そのため左舷を19世紀半ばに(以前はラー・ボード(lar board))、ポート・サイド(port side)と言うようになりました。
この用語は、航空機にそのまま取り入れられていて、船と同じように、エア・ポート(airport)では、左側が港側ですから飛行機の乗客は左側のドアから乗降します。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
2007/3/6のクイーン・エリザベス2(Queen Elizabeth 2)
現在の、船のポート・サイド(port side)は、状況で変わります。

おもかじ(右転舵)・とりかじ(左転舵)

現在でも船首(進路方向)を時計目盛りで12時とし、右真横を3時、真後を6時、左真横を9時、としています。
昔も十二支を使用して12時の方角を(子)、右真横を(卯)、左真横を(酉)と決めて右転舵を、卯面舵(うむかじ)・左転舵を酉ノ舵(とりのかじ)と言っていました。それが、卯面舵が面舵(おもかじ)・酉ノ舵が酉舵(とりかじ)になったそうです。
-参考-
子(ね)=北、丑(うし)=北北東、寅(とら)=東北東、卯(う)=東、辰(たつ)=東南東、巳(み)=南南東、午(うま)=南、未(ひつじ)=南南西、申(さる)=西南西、酉(とり)=西、戌(いぬ)=西北西、亥(い)=北北西

航海灯

航海灯は、夜間の船の安全航行の為にあります。
付ける場所、見える範囲に規定があり、右舷側に緑灯、左舷側に紅灯、マストと船尾は白灯です。
船は右側通行が原則。左・右のランプを船では舷灯といい、前方と斜め後方の間しか見 えないようになっています。夜間に船がすれ違うとき、相手の船体がまったく見えなくても、赤のランプだけが見えれば、相手の右側を航行していることが確認できます。赤と緑の両方が見えれば、お互いがほぼ真向かいに航行して いることになり、衝突の危険があるので、お互いが右に進路を変えて衝突を回避するルールとなっています。
航空機も同様に右側通行で、夜間、翼の左端に赤、右端には緑のランプを点灯させ飛行します。
羽田空港第2ターミナル展望デッキ羽田空港第2ターミナル展望デッキ 翼の先、赤のランプと緑のランプ
乗降口は左

船の重さ

船の重さは「トン(ton)」で表されます。15世紀頃、フランスから イギリスへワインを運ぶ船の大きさを表す単位に「タン(tun)」が使われ始めたと言われています。タン(tun)は樽のことで、ワインの樽をいくつ積めるかで、船の載荷能力を示したものでした。積載能力に応じ課税されたことによりトン(tons)(tonnage tax )となったようです。当時のワイン樽1個の容積は約40立方フィート、こ れにワインをいっぱいに詰めると約2,240ポンドになり、これをメートル法で表すと1,016キログラムになります。以前のイギリスの単位では、1トンは1,016キログラムでしたが、現在ではメ ートル法が適用され、1,000キログラムが1重量トンになっています。

船の速さ、ノット(knot)

船の速さ、風速、海流の速さは、ノット(knot)で表されます。1時間に1海里移動する速力を1ノットと言います。(略記は kt 、kn)。
古来、木板にロープをつけ海中に投じ、船の移動に合わせロープを繰り出し、繰り出す速度で船の速度を計測したそうです。そのときロープの繰り出し量を知るのに等間隔に結び目(knot)を作り、その結び目を数えて速力の目安にしたそうです。それが、そのまま船の速力を表す単位になったそうです。 地球の円周/360/60=1海里(約1852m)
1ノットで地球を一周(仮定)した場合約900日となります。

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