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旅2007年 (Journey 2007)

奈良県:東大寺の阿形像

奈良県:東大寺の阿形像

東大寺は、奈良県奈良市雑司町にある華厳宗大本山の仏教寺院で、733年(天平5年)に、若草山麓に創建された金鐘寺が東大寺の起源であるとされています。聖武天皇が国力を尽くして建立した寺と言われ、「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とし、開山は良弁僧正(ろうべんそうじょう)と言われています。
吽形(うんぎょう)像南大門は、962年(応和2年)に台風で倒壊後、1199年(正治元年)に復興されたものだそうです。中国の宋から伝わったとされる大仏様(だいぶつよう)といわれる、柱を貫通する貫(ぬき)と呼ばれる水平材を多用して構造を堅固にしていることと、天井を張らずに構造材をそのまま見せて装飾としていることなどです。 門に向かって左に開口の阿形(あぎょう)像と、右に、口を結んだ吽形(うんぎょう)像の2体を一対として、安置されています。

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