ピチョリWebサイト(Pichori website)
Contact
2ストロークエンジン(Two Stroke Engine)は最初の1回転で、吸入・圧縮・爆発と掃気を行うエンジンです。吸入の行程と同時に圧縮を行い、爆発の直後に混合気による掃気を行います。
4ストロークエンジン(Four Stroke Engine)は最初の1回転で、吸入と圧縮、2回転目で爆発と排気を行うエンジンです。 イラストは、DOHC(Double OverHead Camshaft)エンジンで、吸排気弁を駆動するカムシャフトが2本有り、直接カムにより駆動されるため、OHVと比較した場合、プッシュロッド及びロッカーアームが不要になるため高回転化が可能となるエンジン構造です。
アトキンソンサイクルエンジン(Atkinson cycle Engine)は容積型内燃機関を基礎として、圧縮比よりも膨張比を大きくして熱効率を改善した内燃機関です。 オットーサイクルでは、吸気を圧縮する圧縮比と膨張比は等しいため、圧縮比が高いほど熱効率は高くなります、しかし通常のガソリンエンジンは圧縮比を高くしすぎると圧縮行程で混合気が過熱して燃焼が始まってしまうため、圧縮比は9〜11の範囲になっています。これに対して、膨張比だけを大きくして熱効率を改善したのがアトキンソンサイクルです。
ディーゼルエンジン(Diesel Engine)は、ドイツのルドルフ・ディーゼルが発明した内燃機関です。空気だけをシリンダ内に吸い込み、高圧に圧縮して高温に上昇させ、そこに燃料を噴射することで自然着火させる構造のエンジンです。実用的な内燃機関の中ではもっとも熱効率に優れる種類のエンジンと言われていて、軽油・重油などの他に、様々な種類の液体燃料が使用可能です。
ミラーサイクルエンジン(Miller cycle Engine)は、米国の、ラルフ・ミラー(Ralph Miller)により開発されたエンジンで、オットーのエンジンをより単純なピストン結合でアトキンソンのエンジン効率向上を得たものです。圧縮行程を膨張行程より機械的に短くする代わりに、吸入弁が圧縮行程の最初の間、開いているようにしました、そのためピストンの上昇行程で吸入された混合気の一部は吸入弁からマニホールドへと戻り、他のシリンダーが吸入するエンジンです。
星型エンジン(Radial engine)は、シリンダーを放射状に配列したエンジンで、主に航空機用に用いられました。 最初のエンジンは、1903年10月7日と12月8日にアメリカのサミュエル・ピエールポント・ラングレー(Samuel Pierpont Langley)がポトマック川の水上で行なった有人飛行実験に使用したタンデム翼のエアロドローム(Aerodrome)に搭載されていた、 シリンダーを放射状に5本配置した星形エンジンでした。
ロータリー・エンジン(Rotary engine)は、放射状に配列されたシリンダーが、固定されたクランクシャフトのまわりを回転するエンジンで、アメリカのステファン・M・バルツァー(Stephen Marius Balzer)が考案しました。最初のエンジンは、1894年に製作した、3気筒のロータリー・エンジンとされています。 ロータリーエンジンのシリンダーを機体に固定し、クランクシャフトが回転する形式のエンジンを、星形エンジン(Radial engine)と呼びます。
タービン・エンジン(turbine engine)は、圧縮機で空気を圧縮して燃焼室に送り込み、燃料を燃焼室に吹き込んで燃焼させ、その際に発生した高温・高圧の燃焼ガスでタービンを回転させ、軸出力として取り出すか、あるいは燃焼ガスの熱エネルギーを膨張・排気し、推力を得る方式のエンジンです。
バンケルエンジン(Wankel Engine)は、ドイツのフェリクス・ヴァンケル(Felix Heinrich Wankel)が発明したエンジンで、三角形のローターがペリトロコイド曲線をしたハウジングの中で遊星運動するエンジンです。吸排気はポート形状で弁が無く、2ストロークエンジンに近いものとなっています。
<< 前のページに戻る
↑