フィリピンの硬貨 (Philippine coins)
1994年 1000 PISO
1994年に、マッカーサー レイテ湾上陸50周年を記念して発行。材質(Material):99.9%銀(Silver) ●直径(Diameter):40.0mm ●重量(Weight):31.1g。
左 「LEYTE GULF LANDINGS」「50TH ANNIVERSARY」「OCTOBER 20, 1994」1944年10月20日、マッカーサーのレイテ湾上陸。
右 「REPUBLIKA NG PILIPINAS」「1000 PISO」 フィリピンの国章。
レイテ湾(Leyte Gulf)はフィリピン中部ビサヤ諸島の太平洋側、レイテ島の真東にある水域で、フィリピン海(太平洋)が入り込んでいる湾です。湾の大きさは南北が約130km、東西が約60km。
1944年10月20日、アメリカ軍がフィリピン奪還の第一歩としてレイテ湾に上陸し、23日にはダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)がセルヒオ・オスメニャ(Sergio Osmena)とともに上陸します。日本海軍はこれを撃退するため出撃し、米艦隊との間でレイテ沖海戦が行われ、結果日本の艦隊は大敗します。
『メルボルンから東京までは長い道のりだった。長い長い困難な道だった。しかしこれで万事終わったようだ。各地域における日本軍の降伏は予定通り進捗し、外郭地区においても戦闘はほとんど終熄し、日本軍は続々降伏している。この地区(関東)においては日本兵多数が武装を解かれ、それぞれ復員をみた。日本側は非常に誠意を以てことに当たっているやうで、報復は不必要な流血の惨を見ることなく無事完了するであらうことを期待する』1945年8月31日の朝日新聞より。
1945年8月15日に日本は連合国に対し降伏し、9月2日に東京湾上の戦艦ミズーリ艦上で降伏文書の調印式を行ない、アメリカを中心とする連合軍の占領下に入ります。マッカーサーは1945年8月30日に専用機バターン号で神奈川県の厚木海軍飛行場に到着し、以後1951年4月11日まで連合国軍最高司令官総司令部の総司令官として日本占領に当たります。横浜開港150年
(Photograph from Wikipedia)