旅2006年 (Journey 2006)
スイス:ルツェルンのカペル橋
ルツェルンは、スイスの中央に位置する街で、スイスを代表する観光名所のひとつで、人口は約70,000人を数え、さらにその周囲の町村には約100,000人が居住しています。城壁に取り囲まれた街の真ん中をロイス川が流れ、中世都市が両岸に発展していきました。その両岸に分かれた街を、屋根付木造橋の「カペル・ブリュッケ」などの橋が結んでいます。フレスコ画が描かれた建物やさまざまな像がついた噴水など、かつての街の面影を感じることができます。カペル橋は、14世紀前半に街の要塞として建設されたロイス川に架かる屋根付きの木造橋で、近くの聖ペーター教会のチャペル(カペル)にちなんで名付けられたそうです。17世紀になって梁に飾られた板絵には、スイスとルツェルンの歴史物語や、街の守護聖人レオデガーとマウリツィの伝記などが描写されています。橋の奥に見えるのは、イエズズ教会。