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フィリピンの貿易銀貨 (Philippines Trade dollar)

1904年 1 DOLLAR1904年 1 DOLLAR

1904年 海峡植民地ドル

1903年〜1906年に発行、材質(Material):90%銀(Silver)、直径(Diameter):37.0mm、重量(Weight):26.9g。
左 「EDWARD VII KING AND EMPEROR」portrait イギリス王、エドワードVII世(Edward VII)。
右 「壹圓」、「ONE DOLLAR」「1904」「STRAITS SETTLEMENTS」およびマレー語で額面。


エドワード7世(Edward VII)、アルバート・エドワード(Albert Edward)は、1841年11月9日に、バッキンガム宮殿でヴィクトリア女王とアルバート公の長男として生まれます。 1901年、母ヴィクトリア女王が崩御し、60歳で即位します。グレートブリテン及びアイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Ireland)ならびに英連邦王国(Commonwealth realm)の国王、インド皇帝。王妃はデンマーク国王クリスチャン9世の娘アレクサンドラ。
海峡植民地(Straits Settlements)は、1826年に、ペナン、マラッカ、シンガポールの3つの地域を統合して誕生したイギリスの植民地です。以後、1886年からココス島とクリスマス島が、1906年にラブアン島が編入されます。当初は東インド会社の管轄下でしたが、1867年にイギリス植民地省の管轄に移され、その後、英領マラヤ時代を経て、1963年にマレーシア連邦の一部となります。1965年、シンガポールは連邦から離脱し独立国となります。
1907年 海峡植民地ドル 1903年からイギリスは海峡植民地との交易専用に独自の貿易銀貨を発行し、従来のイギリス貿易銀貨やメキシコ銀貨の輸入が禁止されます。1904年にはイギリス貿易銀貨やメキシコ銀貨の通用が停止され、1906年には1ドル=2シリング4ペンスとイギリス本国通貨に対し固定相場制となります。1903年から1906年には世界の貿易銀貨と同サイズの大型1ドル銀貨でしたが、1907年以降は、金銀比価により、銀の量目を減らした1ドル銀貨が発行され、1919年、1920年、1925年、1926年にはさらに銀の量目が減らされた1ドル銀貨が発行されます。製造はインドのボンベイおよびカルカッタでした。

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