フィリピン硬貨の動植物 (Flora and fauna of the Philippine coins)
ココヤシ(Cocos nucifera)
ココヤシ(Cocos nucifera)は、雌雄同株の、ヤシ科の高木で、世界中の熱帯で栽培されていて、高さは30m、葉の長さは5m位になります。果実はココナッツとして知られていて、フィリピンではブコ(buko)と呼ばれています。ナタで上部を削ぎ、ストローで中の果汁を飲みます、味はスポーツ飲料に似ていて利尿作用があるそうです。飲んだ後は再びナタで半分に割り、殻の内側についている果肉をスプーンで食べます。この果肉の加工品がココナッツです。また、花芽を切ると切り口から樹液が出てきます、これを採取し自然発酵させると、トゥバ(tuba)という酒になり、さらに発酵させると酢になります。トゥバを蒸留した酒をランバノック(lambanog)と言います。
フィリピンの話題ココヤシ