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フィリピンの硬貨 (Philippine coins)

1987年 200 PISO 1987年 200 PISO
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1987年 200 PISO

1987年に、世界野生動物基金成立25周年を記念して発行 ●材質(Material):92.5%銀(Silver) ●直径(Diameter):38.0mm ●重量(Weight):24.7g。
左 「WORLD WILDLIFE FUND」「ANOA MINDORENSIS」「1987」
右 「REPUBLIKA NG PILIPINAS」「200 PISO」 フィリピンの国章


世界野生生物基金(World Wildlife Fund)、WWFは、世界最大の民間自然保護団体で、世界の野生生物と、その生息地の救済、人類と自然の調和した社会を築くことが目的で1961年に設立されました。 1987年には、世界最大規模の自然環境保護団体、世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature)となります。
タマラウ(Tamaraw) タマラウ(Tamaraw)は、ウシ科(Bovidae)に属する哺乳類で、別名、ミンドロ小型バッファロー(Bubalus mindorensis)とも呼ばれます。ルソン島の南に位置するミンドロ島固有の水牛で、重さはおよそ300kgの小型の水牛です。かつては、ミンドロ島以外でも生息していて、ルソン島の海抜2000mからも痕跡が発見されています。 タマラウの生息は、1888年に最初に確認され、それ以来ミンドロ島以外の地域からの記録はありません。1900年以前のミンドロ島はマラリアが蔓延していて、ほとんどの人々は、ミンドロ島に居住していませんでした。人間の影響が、わずかなため一時は、タマラウは島中に生息していました。 1900年ころにマラリアの薬ができ、人が住めるようになると牧場を経営する人が増え、1930年ころには島に渡った他の牛からの病気(牛疫)でタマラウの数は減少を続け、1966年の生息地は、東ミンドロ(Oriental mindoro)のイグリット・バコ山国立公園(Mount Iglit-Baco National Park)、西ミンドロ(Occidental Mindoro)のカラビーテ山(Mt. Calavite)とサブラヤン(Sablayon)の3ヶ所だけとなり、2000年には、イグリット・バコ山国立公園とAruyanのIglitの範囲となり、現在、絶滅の危機にあります。

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