フィリピンの硬貨 (Philippine coins)
1936年 1 PESO
1936年に、独立準備政府を記念して発行。材質(Material):80%銀 直径(Diameter):35.7mm 重量(Weight):19.9g
左 「COMMONWEALTH OF THE PHILIPPINES」「ONE PESO」(左) ウィリアム・フランシス・マーフィー(William Francis Murphy)、(右) マニュエル・ケソン(Manuel Quezon)大統領。
右 「UNITED STATES OF AMERICA」「1936」 フィリピン独立準備政府の紋章。
マニュエル・ケソンは、コモンウェルス(独立準備政府)初代大統領。
1878年:タヤバス州(現在のケソン州)バレル町で誕生。
1899年:米国からの独立運動に参加するためサント・トーマス大学法学部を中退してアギナルドの革命軍に参加。
1903年:司法試験に合格。
1905年:タヤバス州知事選に当選、2年間知事を務める。
1907年:第1回総選挙に即時独立を求める国民党から出馬、国民議会(一院制)議員に当選。与党院内総務を務める。
1909年:駐米委員に任命される。
1916年:安定した政府の樹立を条件に将来の独立を盛り込んだ米国のジョーンズ法(フィリピン自治法)の成立に尽力。
1935年:新憲法が国民投票で批准され、総選挙でコモンウェルスの大統領に選出。
1937年:タガログ語を国語と定めたことから「フィリピン語の父」と言われています。
大統領再選の翌1942年に日本が侵攻してフィリピンを占領した後、米国に渡り亡命政府を樹立。
フィリピンが完全な独立を果たす前の1944年8月1日にニューヨークで持病の肺結核により死去。
ウィリアム・フランシス・マーフィーは、ミシガン州出身の政治家で、法律家。1933年から1935年のフィリピン最後の総督でした。