旅2018年 (Journey 2018)
福井県:東尋坊の観光遊覧船
東尋坊(とうじんぼう)は、福井県坂井市三国町安島にある崖。越前加賀海岸国定公園の特別保護地区に指定されています。地名の由来は、『昔、奥越(福井県東部の山間エリア)に、僧兵を有して隆盛を極めていた「平泉寺」という寺がありました。僧兵の中には、極悪非道の振舞いで、近郷の民百姓を大変苦しめていた者もおり、その旗頭であったといわれる暴僧が「東尋坊」でした。
東尋坊には「あや姫」という娘をめぐる恋のライバル「真柄覚念」がいました。 寿永元年(1182年)4月5日、平泉寺の僧兵数十人が東尋坊を訪れ、酒盛りをしていたとき、真柄覚念は東尋坊に絶壁の上で酒や肴をすすめ、泥酔させ、隙を見て絶壁の海へ突き落としてしましました。
その後、49日間にわたって東尋坊の無念により海は大荒れとなり、それからこの地が東尋坊といわれるようになりました。』
高さ25mの東尋坊の断崖絶壁を海から見上げることができる遊覧船。東尋坊や雄島の越前加賀海岸国定公園の約2kmのコースを、約30分かけて周遊します。途中には、ライオンに似ているライオン岩、ロウソク岩、ハチノス岩、そして大池からは、断崖絶壁を見上げることができます。