静岡県：久能山東照宮 鼓楼

久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)は、静岡市駿河区根古屋に所在する神社。室町時代末期の永禄11年(1568年)に今川氏の領国 駿河へ侵攻した、甲斐の武田信玄が、久能山城(くのうざんじょう）を築城します。武田氏の滅亡後は徳川家康の城となり、元和2年(1616年)4月17日、将軍職を息子の徳川秀忠に譲った後に、徳川家康が75歳で死去し、遺言によって久能山城を廃し、家康を祀る久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)が創建され、遺命によって埋葬されました。
鼓楼(ころう)は、太鼓を設置するための建物。元和3年(1617年)に建てられた鐘楼(しょうろう)で、袴腰(はかまごし)付きの桁行3間、梁間2間、切妻造り、妻入の本瓦葺きの建物で国の重要文化財に指定されています。 明治の神仏分離の際、鐘楼は仏教施設であるということから太鼓に替え、「鼓楼」となったそうです。 2015年10月10日撮影