広島県:厳島神社の狛犬 吽形
厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、広島県廿日市宮島町にある、神社で、1996年(平成8年)、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。また、厳島は、安芸の宮島と呼ばれ日本三景の1つに数えられています。創建は、593年(推古天皇元年)で、当時の豪族の佐伯鞍職(さえきくらもと)が任を受けて、携わったとされていて、1168年(仁安3年)に、平清盛によって現在の海上に立つ社殿が造営されたといわれています。
狛犬(こまいぬ)は、獅子や犬に似た日本の獣で、想像上の生物とされています。神社や寺院の入口の両脇、あるいは本殿・本堂の正面左右などに、守るべき寺社に背を向け、参拝者と正対する形で置かれています。
右が阿形(あぎょう)、左が吽形(うんぎょう)と呼ばれます。阿形の「あ」吽形の「うん」はサンスクリット語で最初の音と最後の音のことで、「阿吽」は最初から終わりという意味でだそうです。
2015年3月21日撮影