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千葉県:清澄寺の鎮火牛(ちんかぎゅう)ひぶせのうし

千葉県:清澄寺の鎮火牛(ちんかぎゅう)

清澄寺(せいちょうじ)は千葉県鴨川市清澄にある、日蓮宗の大本山で、山号を千光山と言います。千葉県で二番目に高い山、清澄山(標高約383m)にあり、本堂の建っているところは標高約310mで夏でも涼しさを感じます。清澄寺は、771年(宝亀2年)に、不思議法師(ふしぎほっし)と呼ばれる僧が、この山を開いたといわれていて、日蓮聖人修行の地あるいは、日蓮宗立教開宗の聖地として知られています。
鎮火牛(ちんかぎゅう)は、ひぶせのうしと呼ばれ、庫裡の土間に入った右手にあります。昔、この山には火事が多くお寺は何度も全焼しました。これを耳にした旅の匠が火の鎮まることを祈りながら彫った一刀彫りの牛をお寺に奉納したところ、それ以来、山から火事はでなくなりました。匠は左甚五郎と伝えられ、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)が、丑年(うしどし)と寅年(とらどし)生まれの人の守り本尊であることから牛を彫ったそうです。

(清澄寺ウェブサイトより)

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