群馬県：伊香保温泉、伊香保祭りの樽神輿

伊香保温泉は、群馬県渋川市伊香保町（旧国上野国）にある温泉。 標高約700m付近、榛名山の中腹に位置しています。南北朝時代の書物にすでに温泉が湧き出ていると書かれている古くからある温泉です。
伊香保温泉の中心地は伊香保祭り街とも呼ばれ、伊香保祭りをはさんで両側に旅館やホテル、みやげ物屋が並んでいます。この町並みの始まりは、1576年(天正4年)にさかのぼります。代々伊香保に在し、上杉氏や、武田氏の配下にあった木暮下総守祐利(こぐれしもうさのかみすけとし)らが、傾斜地を活用して温泉街を造成したのが湯の街の始まりとされています。
伊香保祭りは、毎年9月18日、19日、20日に行われるお祭りです。伊香名神大神(みょうじんたいしゃ)の社格を拝授した、835年(承和二年)9月19日よりこの日を神社の例大祭としています。これより毎年9月18日は宵祭(よいまつり)りとし、19日は例大祭(れいたいさい)、20日に最終日が行われます。
江戸末期寄進の神社本神輿渡御(じんじゃほんみこしとぎょ)や、子供から大人までが腰でもみあいながら石段をのぼり、神社に奉納する樽神輿渡御(たるみこしとぎょ)があります。