群馬県:群馬サファリパークのマーラ
群馬サファリパークは、群馬県富岡市岡本1番地にある動物園で、1979年5月1日に、日本国内で5番目にオープンしたサファリパーク(Safari park)です。 日本最初のサファリパークは、1975年に現在の宮崎県宮崎市にオープンした宮崎サファリパークでしたが、1986年に閉園しています。サファリ(Safari)の語源は『旅、旅行』を意味するアラビア語だそうです。
群馬サファリパークでは、1986年5月5日に、日本で初めてアフリカゾウの繁殖に成功し、タンゴ(雄)というゾウが誕生しました。動物以外にもジェットコースターなどのテーマパークがあり、タマン
サファリ インドネシア(Taman Safari Indonesia Cisarua)と姉妹園提携しているそうです。 運営は、群馬サファリワールド株式会社。
マーラ(Patagonian mara)は、ネズミ目テンジクネズミ科マーラ属に分類される齧歯類(げっしるい)で、南アメリカのアルゼンチンやボリビア、パラグアイなどに分布しています。本種はアルゼンチンに分布していて、生息している地域名からパタゴニアマーラとも呼ばれています。体はテンジクネズミの中では最も大きく、齧歯類(げっしるい)の中でも、カピバラ、ビーバー、ヤマアラシに次いで体が大きいそうです。
昼間に小さな群れで行動し、夜間には地面に掘った巣穴で休みます。巣穴は自分で掘ることもありますが、他の動物が捨てた巣穴なども利用します。日中に休息するときは四肢を前後にのばして休むようにしますが、このような姿勢で休息することは齧歯類(げっしるい)の中では珍しいそうです。また、群れの中の雄は、座って周囲を警戒していることが多いそうです。