旅2010年 (Journey 2010)
愛知県:豊川稲荷の総門
豊川稲荷(とよかわいなり)は、愛知県豊川市豊川町にある曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院です。正式名は、豐川閣妙嚴寺(とよかわかくみょうごんじ)でで、山号は圓福山(えんぷくざん)。「稲荷」は鎮守として祀られる豊川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)のこと。一般に「稲荷」と呼ばれる場合は「狐を祀った神社」を想像しますが、豊川稲荷でお祀りしているのは、豊川吒尼眞天が稲穂を荷い、白狐にまたがっていることから「豊川稲荷」が通称として広まり現在に至っているそうです。豊川稲荷では、日本各所にある神道上の稲荷神社の総本社となっている京都市伏見区の伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)と、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)を日本三大稲荷としています。
総門は、1656年(明暦2年)に一度改築され、現在の門は1884年(明治17年)4月10日に29世、黙童禅師によって上棟改築されたもの。門扉及び両袖の扉は、高さ4.5m、幅1.8m、厚さ15cmの欅(けあき)一枚板、屋根は銅板鱗葺(うろこぶ)き。門扉は如輪目の欅一枚板。
豊川稲荷公式ホームページ