pichori logo

ピチョリWebサイト(Pichori website)

Contact

旅2010年 (Journey 2010)

静岡県:龍潭寺の庭園

静岡県:龍潭寺の庭園

龍潭寺(りょうたんじ)は静岡県浜松市北区引佐町井伊谷にある臨済宗妙心派の寺院で、733年(天平5年)に、行基によって開かれたと伝えられています。
1093年(寛治7年)に遠江国守、井伊共保(ともやす)が葬られ、以降井伊家の菩提寺となります。以後、24代井伊直政が彦根に移るまで、およそ500年の間、井伊氏に帰依されてきました。幕末の大老井伊直弼(なおすけ)も龍潭寺に位牌が祀られています。
静岡県:龍潭寺の庭園庭園は、江戸時代初期に本堂北庭として築かれた池泉鑑賞式庭園で、小堀遠州の作。中央に守護石、左右に仁王石、正面に礼拝石が配置されさらに池の型が心字池となっていて寺院庭園として代表的な庭といわれています。1936年(昭和11年)に国の名勝記念物に指定されました。
小堀遠州(こぼりえんしゅう)は、1579年(天正7年)近江国坂田郡小堀村、現在の滋賀県長浜市で生まれたと言われています。本名、小堀遠江守政一(こぼりとおとうみのかみまさかず)。 父、正次は、浅井長政の家臣でしたが、政一が生まれた当時に浅井家は織田信長により滅ぼされ、後に、長浜城主羽柴秀吉に取り立てられ、秀吉の弟秀長に仕えていました。1585年(天正13年)、秀長が郡山城に移封され、正次は秀長の家老となり政一と共に郡山に移ります。
1608年(慶長13年)に普請奉行として駿河城を築城した功績で遠江守に任ぜられ、二条城、大阪城、江戸城西丸などの作事(さじ)奉行として活躍し、皇居の造営なども行いました。また、京都の桂離宮庭園や大徳寺狐蓬庵(だいとくじこほうあん)、滋賀県甲賀市水口町の大池寺(だいちじ)庭園などが有名です。茶道を古田織部に学び、千利休、古田織部とともに日本三大茶人と呼ばれ、遠州流茶道の創始者となり、三代将軍家光の茶道師範を務めたそうです。

<< 前のページに戻る