旅2010年 (Journey 2010)
神奈川県:新江ノ島水族館のタカアシガニ
新江ノ島水族館は神奈川県藤沢市片瀬海岸の湘南海岸公園にある水族館。1954年7月1日に日本初の近代的な水族館「江ノ島水族館」としてオープン。1988年には展示飼育下にあるハンドウイルカの繁殖に日本で初めて成功し、1994年(平成6年)後半にウルグアイのロボ島で捕獲され、2005年10月4日に死亡したオスのミナミゾウアザラシ「みなぞう(美男象)」はシンボル的な存在でした。新江ノ島水族館相模湾大水槽は、館内では最大規模の水槽で、自然の環境に近づけるように2つの造波装置を設置し、絶えず波を発生させているそうです。相模湾は国内でも有数のイワシの漁場として知られていますが、その生態は普段見ることが出来ません。そんな海の中を再現し、約8,000匹のマイワシの大群は見所となっています。写真は、タカアシガニ。
タカアシガニ(高脚蟹)は、十脚目、短尾下目、クモガニ科に分類される蟹。日本近海の水深200〜500mの深海底に生息する巨大な蟹で、オスは長いハサミ脚を広げると、幅は3mを越え、大きなものは4mになる世界最大の現生節足動物です。写真のタカアシカニは、2006年10月に伊豆で採取されたもので、ハサミ脚を広げると、幅は約2m50cm。