旅2009年 (Journey 2009)
静岡県:駿府匠宿の端午の節句展
駿府匠宿(すんぷたくみしゅく)は、静岡市駿河区丸子にある、静岡市の伝統産業と歴史を体験できる施設です。静岡市内の人形製造元が製作した、駿河雛具の五月人形や、つるし飾りが展示されていました。 駿河雛具は、16世紀、今川氏が現在の静岡県の駿河の大名であった時代にすでに生産されていたそうです。久能山東照宮や浅間神社の造営等により、江戸時代に漆器作りの一分野として雛具作りが発達したそうです。静岡が雛具の全国的な産地として知られるようになったのは大正12年頃だそうです。関東大震災により罹災した東京の職人が静岡へ移り住み、1931年(昭和6年)ころに人形師を招き、技術を導入して本格的な生産が始まったそうです。1994年(平成6年)に国の伝統的工芸品に指定されたそうです