旅2009年 (Journey 2009)
福島県：奥只見湖遊覧船
只見(ただみ)は、福島県の西南部に位置し、越後山脈を隔てて新潟県に隣接しています。総面積の約9割を山林が占める純農山村で、平年で2.5〜3mの積雪量になる日本有数の豪雪地帯です。戦後、只見川の電源開発で全国的に注目を集め、日本一の水力発電地帯となっています。また、奥只見の山の反対側、八海山ロープウェーでNHK「天地人」のオープニング映像の空撮が行われたことでも知られています。奥只見湖の遊覧船は福島県南会津郡檜枝岐村と新潟県魚沼市にまたがる、只見川最上流部に建設された奥只見ダムによって出来たダム湖を就航している遊覧船です。 奥只見湖遊覧船は、銀山平と尾瀬口を結ぶ 150人乗りの「おぜ」、100人乗りの「しおり丸」、50人乗りで、尾瀬への定期船の「新はっさき丸」の3船と、ダム回遊コースの300人乗り外輪船「ファンタジア」が就航しているそうです。ファンタジアは、19世紀後半開拓時代のアメリカ合衆国南部を流れるミシシッピー河を航行していた外輪船がモデルだそうです。
写真は「ファンタジア」