旅2009年 (Journey 2009)
福島県:奥只見ダム
只見(ただみ)は、福島県の西南部に位置し、越後山脈を隔てて新潟県に隣接しています。総面積の約9割を山林が占める純農山村で、平年で2.5〜3mの積雪量になる日本有数の豪雪地帯です。戦後、只見川の電源開発で全国的に注目を集め、日本一の水力発電地帯となっています。また、奥只見の山の反対側、八海山ロープウェーでNHK「天地人」のオープニング映像の空撮が行われたことでも知られています。奥只見ダム(おくただみダム)は、福島県南会津郡檜枝岐村と新潟県魚沼市にまたがる、只見川最上流部に建設された電源開発株式会社が管理する発電用ダムです。型式は重力式コンクリートダム、堤高は157mでダム堤高では日本で第5位(2009年現在)の高さで、重力式コンクリートダムでは日本一高いダムです。ダムによって出来た人造湖・奥只見湖(銀山湖)は湛水面積1,150haで、日本では3番目に広く(2009年現在)、総貯水容量は601,000,000m3で第2位(2009年現在)の人造湖です。総貯水容量第1位は2007年に完成した揖斐川の徳山ダムの660,000,000m3。越後三山只見国定公園に指定されています。