旅2008年 (Journey 2008)
埼玉県:秩父神社の子宝 子育ての虎
秩父神社は、埼玉県秩父市番場町1-3にある神社で、創建は、崇神天皇(すじんてんのう)の時代とされています。1569年(永禄12年)に武田信玄の手により焼失した後、1592(天正20年)に徳川家康により再建されたものだそうです。現在の建物は、1970年(昭和45年)に解体復元されたものです。子宝・子育ての虎は、1592年(天正20年)に左甚五郎により彫られた、子虎と戯れる豹の彫刻です。家康の寅年生まれに因んで、拝殿正面には四面にわたって虎の彫り物が施されています。当時の狩野派の絵画では、虎の群れの中に必ず一匹の豹を描くことが定法とされていたことから、母虎があえて豹として描かれているそうです。