旅2008年 (Journey 2008)
宮城県:鳴子温泉の斎藤茂吉の歌碑
鳴子温泉(なるこおんせん)は、宮城県大崎市にある温泉で、826年(天長3年)に起きた鳥屋ヶ森山の噴火で、現在の温泉神社より温泉が湧出し始めたのが鳴子温泉の始まりと言われています。本来は「なるご」と濁音で読むそうです。福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保温泉とともに奥州三名湯に数えられています。間欠泉の温泉が噴き出るしくみには、空洞説や垂直管説などがあるそうです。空洞説は、地下にある空洞に溜まった地下水が地熱により温められ、水蒸気となって地表に噴出するという説。垂直管説は、地面に対して比較的垂直に噴出管があり、噴出管内に地下水が溜まり、地熱により加熱され、沸騰した水蒸気が噴出管内の温泉を噴出すると言う説だそうです。
写真は鳴子温泉ホテル玄関前の間欠泉と、山形県南村山郡金瓶村(現在の上山市金瓶)出身の歌人、斎藤 茂吉(さいとう もきち)の歌碑。