旅2008年 (Journey 2008)
宮城県:鳴子温泉の湯神大石
鳴子温泉(なるこおんせん)は、宮城県大崎市にある温泉で、826年(天長3年)に起きた鳥屋ヶ森山の噴火で、現在の温泉神社より温泉が湧出し始めたのが鳴子温泉の始まりと言われています。本来は「なるご」と濁音で読むそうです。福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保温泉とともに奥州三名湯に数えられています。湯神大石(ゆのかみのいし)は、鳴子の温泉神社にある石で、立て札より『この大石(約十トン)は承知四年(837)浮沼湖の大噴火のさい斜面を一気に流れ下る火砕流により転石したと言い伝えられている鳴子温泉の原点を知る記念の石である』、温泉が火山活動と深く結びついていることを感じさせてくれる。