旅2008年 (Journey 2008)
韓国:昌徳宮(チャンドックン)の仁政殿(インジョンジョン)玉座
昌徳宮(チャンドックン)は、1405年、正宮だった、景福宮(キョンボックン)の離宮として太宗(テジョン)によって建造された宮殿です。1592年の文禄・慶長の役(壬辰倭乱(イムジンウェラン))で敦化門(トムファンムン)のみ残され焼失し、1611年に再建されたのち、約270年に渡って李氏朝鮮王朝の政務が行われた王の御所として使用されました。敷地は、約44万7000平方メートルで、13棟の宮殿と北側には1623年に再建された李朝時代の秘苑(ビウォン)と呼ばれる王朝庭園があります。1997年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。仁政殿(インジョンジョン)は、1405年に建造された昌徳宮の政殿で、王の即位式、臣下の朝礼式、外国大使の接見など王の公式行事を行う儀式の場でした。 1592年の文禄・慶長の役で焼失し1609年に復元されました。現在の仁政殿は1804年に再建されたものだそうです。この建物は、重層入母屋造りと呼ばれる構造で、外見は2階建てですが、中は吹き抜けになっています。