旅2007年 (Journey 2007)
奈良県:談山神社の神廟拝殿
談山神社(たんざんじんじゃ)は、奈良県桜井市の多武峰(とうのみね)にある神社で、祭神は、藤原鎌足公です。藤原鎌足の死後、御墓は摂津国阿威山(現在の大阪府高槻市)に造られましたが、678年(白鳳7年)に長男で僧の定慧が唐からの帰国後に、遺骨の一部を多武峰山頂に改葬し、十三重塔と講堂(現在の神廟拝所)を建立し、妙楽寺と称しました。その後の701年(大宝元年)に、方三丈の神殿を建て、鎌足公の御神像を安置し「談山護国寺妙楽寺」と称したと伝えられています。神廟(しんびょう)拝殿は、定慧和尚が父藤原鎌足公供養のため、679年(白鳳8年)に創建した「妙楽寺」の講堂で、1688年(寛文8年)に再建され、伽藍配置は塔の正面に仏堂を造る特色をもち、内部壁面に羅漢と天女の像が描かれています。