旅2007年 (Journey 2007)
岐阜県:白川郷の神田家
白川郷(しらかわごう)は岐阜県の庄川流域の呼称で、合掌造の集落として知られています。合掌造は、茅葺(かやぶき)の角度の急な切妻屋根が大きな特徴となっていて、屋根の形が合掌した時の手の形に似ているところから、合掌造りと言われるようになったと伝わっています。和田家から分家して居を構えたのが神田家の始まりで、ここで酒造業を興しています。1850年ころの建築と推定されますが、間取りの発達や小屋組み(合掌木)の大工の手跡の多さから、合掌造り家屋のなかでも非常に高い完成度を誇っています。