旅2007年 (Journey 2007)
岐阜県:白川郷の長瀬家
白川郷(しらかわごう)は岐阜県の庄川流域の呼称で、合掌造の集落として知られています。合掌造は、茅葺(かやぶき)の角度の急な切妻屋根が大きな特徴となっていて、屋根の形が合掌した時の手の形に似ているところから、合掌造りと言われるようになったと伝わっています。長瀬家(ながせけ)は250年つづく旧家で、初代から三代目までが医者でした。そのため、江戸期の医療道具が残されています。5層建ての合掌造り家屋で、約11メートルの一本柱(合掌柱)が屋根の勾配の上から下までを貫き、大きな屋根を形作っています