旅2007年 (Journey 2007)
神奈川県：箱根登山ケーブルカー
箱根登山ケーブルカーは、神奈川県足柄下郡箱根町の強羅(ごうら)駅と早雲山(そううんざん)駅の1.2kmを結ぶ箱根登山鉄道の鋼索(こうさく)鉄道です。1921年(大正10年)に建設が始まり、軌条、車両、巻上げ装置などの装置をスイスから輸入し、同年12月1日に開業しました。日本においては1918年(大正7年)に開業した生駒鋼索鉄道に続く2番目のケーブルカー路線で、関東では最も古いケーブルカー路線です。
早雲山駅は山上にあって、運転装置を始めとして巻上機などが設置されています。巻上装置は、制御装置によりモータを回転させ、減速機で毎秒3.2mまで回転を下げ、直接滑車を回します。 その滑車にワイヤーロープを巻き付け、ロープの移動により車両の上下運転を行います。