旅2007年 (Journey 2007)
千葉県:清澄寺の日蓮聖人銅像
清澄寺(せいちょうじ)は千葉県鴨川市清澄にある、日蓮宗の大本山で、山号を千光山と言います。千葉県で二番目に高い山、清澄山(標高約383m)にあり、本堂の建っているところは標高約310mで夏でも涼しさを感じます。清澄寺は、771年(宝亀2年)に、不思議法師(ふしぎほっし)と呼ばれる僧が、この山を開いたといわれていて、日蓮聖人修行の地あるいは、日蓮宗立教開宗の聖地として知られています。日蓮聖人銅像は、1923年(大正12年)8月30日建立。明治天皇騎馬像や井上馨像など、数多く製作した、渡辺長男(わたなべ おさお)氏の作。1993年(平成5年)には銅像建立70周年を記念し、修復が行われました。修復を担当した富山県の老子製作所によると像に使われた銅含有率は98%ということです。