旅2007年 (Journey 2007)
千葉県:清澄寺の宝筺印塔
清澄寺(せいちょうじ)は千葉県鴨川市清澄にある、日蓮宗の大本山で、山号を千光山と言います。千葉県で二番目に高い山、清澄山(標高約383m)にあり、本堂の建っているところは標高約310mで夏でも涼しさを感じます。清澄寺は、771年(宝亀2年)に、不思議法師(ふしぎほっし)と呼ばれる僧が、この山を開いたといわれていて、日蓮聖人修行の地あるいは、日蓮宗立教開宗の聖地として知られています。宝筺印塔(ほうきょういんとう)は、刻まれた銘文より、1407年(応永14年)の創建とされ、高さ1.5mで、嶺岡石で作られていて、大日如来の像や、天鼓雷音(てんくらいおん)如来、無量寿(むりょうじゅ)如来、開敷華王(かいふけおう)如来の種字が刻まれています。
1965年(昭和40年)に千葉県の有形文化財に指定されました。