旅2007年 (Journey 2007)
奈良県：長谷寺の仁王門
長谷寺(はせでら)は、奈良県桜井市にある真言宗豊山派(ぶざんは)総本山の寺院で、686年(朱鳥元年）道明上人が天武天皇のためにを初瀬山の西の岡（現在の本長谷寺と呼ばれている場所）に三重塔を建立し「銅板法華説相図」を安置したことにより始まったと伝えられています。後の727年(神亀4年)、徳道上人が東の岡（現在の本堂の地）に本尊十一面観音像を祀って開山したと言われています。西国三十三箇所観音霊場の第八番札所としても知られています。仁王門は、平安時代、一条天皇の御代にはじめて建立されたそうです、現在の門は1885年(明治18年)の再建で、掲げられている額は、後陽成天皇の御辰筆によるものだそうです。楼上に十六羅漢を安置し、左右の両脇に金剛力士が立ち、門を入ると、丸い長谷寺型灯籠を梁に吊す399段の回廊形式登廊が続きます。