旅2002年 (Journey 2002)
北海道:摩周湖のヨツバヒヨドリ
摩周湖(ましゅうこ)は北海道川上郡弟子屈町、阿寒国立公園内にある湖です。噴火によって生成された窪地に水がたまったカルデラ湖で、アイヌ語では、カムイトー「神の湖」だそうです。中央にカムイシュ島があります。日本でもっとも透明度の高い湖と言われていて、湖内は阿寒国立公園の特別保護地域に指定されています。ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)は、キク科ヒヨドリバナ属の多年草。北海道、本州(近畿地方以北)、四国に分布していて、開花は7〜9月ごろです。山帯の草地や林縁などに生え、茎の高さは1〜2mになります。紅紫色または白色の頭花を密につけます。頭花は5〜6個の両性の筒状花からなり、花冠の先は浅く5裂しています。雌しべ(花柱)は花冠の外側に飛び出し、先は2裂しています。葉は3〜4個が輪生し長楕円形で、柄がなく、鋸歯があります。