1948年以前のポルシェ(Porsche before 1948)
1947年:ポルシェ type360 チシタリア(Porsche type360 Cisitalia)
イタリアのチシタリア社(Cisitalia)から依頼され、ポルシェ博士の息子であるフェリー・ポルシェ(Ferdinand Anton Ernst Porsche)が中心となって開発されたチシタリア1.5リッター 4WD GPカー。ポルシェにおけるタイプ・ナンバーは360。 エンジンは56×51mm、1492cc水平対向12気筒DOHC、スーパーチャージャー付き296hp/8500rpmがミッドシップに搭載されました。 この車には4WDが採用されていたましたが、GPカーとしては一般に知られているファーガソン(Ferguson Research)より、13年早く採用されていました。 1949年初めにチシタリア社は倒産してしまい、イタリアでは1度も実戦を経験していませんでした。設計料は、戦後幽閉されていたポルシェ博士の保釈金に充てられたそうです。
ポルシェミュージアムにて(At Porsche Museum)
諸元
■ 車名:ポルシェ type360 チシタリア(Porsche type360 Cisitalia)
■ ホイールベース:2,590mm 重量:650kg
■ エンジン:水平対向12気筒 DOHC SC付き 1,493cc 296hp/8500rpm