Runの話題(Topic of Run)
2007年F1日本グランプリ

コジマ・フォード
写真は、1976年、富士スピードウェイで行われた、第1回F1日本GP出場のコジマ・フォード。大会名は、「F1世界選手権・イン・ジャパン」でした。スタート直後は大雨のため、レースを中断するドライバーもいましたが、途中から雨が上がり、タイヤ交換などで順位が激しく入れ替わり、混乱した展開となりました。
長谷見昌弘は、コジマからスポット参戦し、予選1回目で4位となり、2回目セッションの最終コーナで、サスペンショントラブルによりコースアウトし、クラッシュしてしまいます。マシンは、決勝レースまでに走れる状態に再生されましたが、事故前のコンディションには戻らず、完走はしましたが、7周遅れの11位となりました。長谷見は、1980年に国内レース史上初の4冠を達成。1992年のデイトナ24時間レースにおいて、林義正率いる日産ワークスで、星野一義、鈴木利男と共に日本人ドライバーによる日本車初優勝を成し遂げます。
諸元
■ エントラント:Kojima Engineering
■ シャシー:コジマKE007 ホイールベース:2500〜2690mm トレッド:1400mm/1450mm 重量:578kg
■ エンジン:フォードコスワースDFV V型8気筒2993cc 465bhp/10500rpm
■ ギアボックス:ヒューラントFAG400(5速)
■ タイヤ:ダンロップ