フィリピン硬貨の動植物 (Flora and fauna of the Philippine coins)
パンダカ・ピグミア(pandaka pygmaea)
パンダカ・ピグミア(Pandaka pygmaea)は、熱帯の淡水魚で、世界で最も小さい魚でした。成熟した雄で最大11mm、雌は15mm位まで成長します。重さは、4〜5mgくらいです。フィリピンではビア(bia)とトビアス(tobias)として知られています。 現在、世界最小の魚は、2006年にインドネシア、スマトラ島中部の酸性度が高い泥炭湿地林で発見された、ドワーフ・フェアリー・ミノー(学名Paedocypris progenetica)で、完全に成長した個体でも、体長が8〜10mm程度の コイ科の魚です。現在、脊椎動物でも最小の生き物となります。透明な体で、頭部の頭蓋骨はほとんど軟骨のままで、稚魚の形質のまま成魚になっています。また、PH3という通常の雨の10倍ほどの強い酸性の酸泥炭地で生息するという珍しい魚です。オスは大きな腹ビレを発達した筋肉を持つのが特徴でこれは繁殖時にメスをしっかりつかまえるためのものと言われています。