フィリピンの硬貨 (Philippine coins)
1982年 50 PISO
1982年に、バターンディ40周年を記念して発行 ●材質(Material):92.5%銀(Silver) ●直径(Diameter):40mm ●重量(Weight):28.2g。
左 「BATAAM-CORREGIDOR」「1942 1982」極東(USAFFE)の米国軍隊のメンバーとして戦ったフィリピン兵士
右 「REPUBLIKA NG PILIPINAS」「50 PISO」 フィリピンの紋章
フィリピン人は1941年7月に、フランクリン・ルーズベルト大統領に徴兵され、日本軍と戦いました。1941年12月8日、日本は英米に宣戦布告し太平洋戦争が開戦します。1942年1月9日、日本軍はバターン半島入り口のナチブ山周辺の米比軍防衛線への攻撃を開始し、4月9日、日本軍は、バターン半島の米比軍防衛線を攻略し、アメリカ防衛軍司令官のエドワード・キング少将が降伏しました。この時、捕虜のアメリカ兵12,000人、フィリピン兵64,000人の計76,000人を、バターンからオドンネル基地までの88Kmを歩行移動させました。収容された捕虜は54,000人といわれ、行進で死んだ数は22,000人とも言われています。この移動がバターン死の行進と呼ばれています。