フィリピンの紙幣 (Philippine note)
2012年 100 PISO
2012年にフィリピン・フリーメーソン100周年を記念して発行。
表 「REPUBLIKA NG PILIPINAS」「ANG SALAPING ITO AY BAYARIN NG BANGKO SENTRAL
AT PANANAGUTAN NG REPUBLIKA NG PILIPINAS」「SANDAANG PISO」マニュエル・ロハス(Manuel A. Roxas)。1946年7月4日、独立宣言で、アメリカ国旗が降ろされ、フィリピン国旗が揚げられる構図。
裏 フィリピン中央銀行(Bangko Sentral ng Pilipinas)の建物。
マニュエル・ロハス(Manuel A. Roxas)は、独立共和国最初の大統領。
フリーメーソン(Freemason)はイギリス発祥の組織で、正式な名称はフリー・アンド・アクセプテッド・メーソン(Free and accepted
mason)。フリーメーソンは「自由な石工」という意味で、中世イギリスの石工組合が前身とされています。メーソン(Mason)とは、会員の事を指し示す言葉で、組織としての名称はフリーメーソンリー(Freemasonry)と呼びます。
石工組合を元にした名残りとして、石工の道具であった直角定規(Square)とコンパス(Compasses)がシンボルマークとして描かれ、内部の階位制度には、徒弟(Entered
Apprentice)、職人(Fellow Craft)、親方(Master Mason)」の呼称が残っていて、集会では、石工の作業着であるエプロンを着用します。
「フリーメイソンのシンボルマークの一つ。定規とコンパスは石工職人のギルドだったことの名残。 上向き三角形(コンパス)と下向き三角形(直角定規)の結合はダビデの星を形成し、男と女、陽と陰、天と地、精神と物質など世界の二元性の融和を表現している。中央の「G」は至高存在を意味し、神(GOD)と幾何学(geometry)を意味する。フリーメイソンにおいて個々の建築道具は人間の美徳と対応し、直角定規は道徳、コンパスは真理、こては結束と友愛、槌は知識や知恵を象徴している。」(日本フリーメーソンリー)
世界的な著名人や歴史上の人物もフリーメーソンに所属していました。ホセ・リサール(Jose Rizal)や、エミリオ・アギナルド(Emilio Aguinaldo) も所属していました。
(ピラミッドに目の「プロビデンスの目」をシンボルとするのはフリーメイソンだけではなく、ヨーロッパの啓蒙思想家が好んで使用したシンボルでもあります。)