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旅2011年 (Journey 2011)

静岡県:修善寺の指月殿

静岡県:修善寺の指月殿

修善寺(しゅぜんじ)は、静岡県伊豆市修善寺にある温泉街で、寺院の修禅寺(しゅぜんじ)が、地名の修善寺(しゅぜんじ)の元になったそうです。地名の修善寺も、寺院の修禅寺も、両方とも「しゅぜんじ」と読みます。平安初期に弘法大師が桂谷山寺を開基したのが始まりとされていて、鎌倉初期に、寺名を修禅寺と言うようになり、地名も寺領だったことから修善寺と呼ぶようになります。この時代には源範頼(みなもとののりより)、頼家(みなもとのよりいえ)が幽閉され暗殺されるという源氏興亡の哀史の舞台となっています。2004年(平成16年)の4月1日には、伊豆半島中北部の4町、田方郡修善寺町、土肥町、天城湯ヶ島町、中伊豆町が合併し伊豆市が発足します。
指月殿(しげつでん)は、『この地で非業の死を遂げた鎌倉幕府二代将軍頼家(よりいえ)の冥福を祈り、母北条政子(ほうじょうまさこ)が建立したもので、伊豆最古の木造建築と言われている。指月とは経典を意味し、禅家が愛用している不立(ふりゅう)文字を解く言葉である。建立の際、政子が寄進。宗版大蔵経(そうはんだいぞうきょお)は大半が散失し僅か8巻しかの子っていない。そのうち「放光般若波羅蜜多経(ほうこうはんにゃはらみたきょう)」の第23巻が静岡県指定文化財となっている。本尊の釈迦如来座像(しゃかにょらいざぞう)は、寄木(よせぎ)造りで高さは203センチ、持ち物のないはずの釈迦像が右手に蓮の花を持っているのが特徴である。「指月殿」の扁額(へんがく)の実物は、宋の名僧一寧一山(いちねいいっさん)の書といわれ、指月殿本堂に保存されている。』指月殿境内にある立て看板より。

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