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旅2010年 (Journey 2010)

神奈川県:芦ノ湖の箱根海賊船バーサ号

神奈川県:芦ノ湖の箱根海賊船バーサ号

芦ノ湖(あしのこ)は神奈川県足柄下郡箱根町にある、箱根山の堰止湖(せきとめこ)です。約3000年前に水蒸気爆発と火砕流により誕生した神奈川県ある最大の湖で、早川水系に属する2級河川でもあります。面積:7.1キロ平方メートル、周囲長:21.1km、最大水深:43.5m、平均水深:15m、水面の標高:723m、透明度:7m。
箱根海賊船バーサ号は、箱根観光船株式会社所有の船で、1628年に建造されたスウェーデンの帆走戦艦「バーサ(Vasa)」をモデルに造船されました。就航は、1991年(平成3年)3月19日、総トン数:308t、船長:35.76m、船幅:10m、船深:2.9m、喫水:1.9m、定員:650名、主機関:700hp、航海速力:10.5ノット、最大速力:12.1ノット、造船会社は日立造船。
モデルとなった、バーサは1628年にスウェーデン王グスタフIIアドルフ(Gustav U Adolf)により、ドイツ人造船家のヘンリック・ハイバートソン監督の元、ストックホルムの造船所で大工、建具士、彫刻家、画家、ガラス工、造船工、鍛冶屋など多くの職人の力で完成されました。船舶にはマストが3本あり、10本の横帆でした。マスト頂上から竜骨までは52m、船長は69m、重さは1200トン。
バーサは、長年スウェーデンの最大の敵国であったポーランドに向けて航海する予定だったと考えられていますが、1628年の処女航海の時、風に吹かれ沖合3kmで沈没してしまいます。バーサは、上部構造が高く、大砲用に2つの包囲型デッキを備えていて、通常の数を超える6台の24ポンド砲を積載したため、船舶の底部には安定を保つために大きな石が積み込まれていましたが不足していたようです。 1961年に軍により引き上げられ、現在はストックホルムにあるバーサ博物館に展示されています。

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