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フィリピンの硬貨 (Philippine coins)

1983年 10 SENTIMO 1983年 10 SENTIMO
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1983年 10 SENTIMO スペルミス

1983年に発行 ●材質(Material):アルミニューム ●直径(Diameter):19mm ●重量(Weight):1.5g。
左 「REPUBLIKA NG PILIPINAS」「1984」portraitフランシスコ・バルタサー(Francisco Baltasar)。
右 「10 SENTIMO」 パンダカ・ピグミア(Pandaka pygmaea)。


フランシスコ・バルタザー(Francisco Baltasar)は1788年に、メトロマニラの隣、ブラカン(Bulacan)のビガ(Bigaa)現在のBalagtasで生まれました。4人兄弟の末っ子で、愛称はキコ(Kiko)でした。彼は、地名にもなっている「Balagtas」と言うペンネームで知られているタガログ語の詩人で、フィリピンのシェークスピアとしても知られています。 1835年、恋敵の策略で投獄され、獄中で書いたと言われている「Florante at Laura」は、後に彼の代表作となります。
パンダカ・ピグミア(Pandaka pygmaea) パンダカ・ピグミア(Pandaka pygmaea)は、熱帯の淡水魚で、世界で最も小さい魚でした。成熟した雄で最大11mm、雌は15mm位まで成長します。重さは、4〜5mgくらいです。フィリピンではビア(bia)とトビアス(tobias)として知られています。 現在、世界最小の魚は、2006年にインドネシア、スマトラ島中部の酸性度が高い泥炭湿地林で発見された、ドワーフ・フェアリー・ミノー(学名Paedocypris progenetica)で、完全に成長した個体でも、体長が8〜10mm程度の コイ科の魚です。現在、脊椎動物でも最小の生き物となります。透明な体で、頭部の頭蓋骨はほとんど軟骨のままで、稚魚の形質のまま成魚になっています。また、PH3という通常の雨の10倍ほどの強い酸性の酸泥炭地で生息するという珍しい魚です。オスは大きな腹ビレを発達した筋肉を持つのが特徴でこれは繁殖時にメスをしっかりつかまえるためのものと言われています。

このコインは、1983年初期の一時期に発行された10センチモで、パンダカ・ピグミアのスペル「PANDAKA PYGMAEA」を「PANDAKA PYGMEA」と誤って鋳造したものです。 フィリピンでは、スペルを間違ったコインが2つ存在します。もう一つは、同じく1983年に発行された50センチモで、ピテコパガ・ジェフェリィーのスペル「PITHECOPHAGA JEFFERYI」を「PITHECOBHAGA JEFFERYI」と誤って鋳造したものがあります。

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