pichori


序論(Introduction)

ライブ・ピジョン・シューティング(Live Pigeon Shooting)トラップ射撃(Trap shooting)は18世紀後半にイギリスで開発されたと言われています。最初のターゲットは、生きた鳥で、ライブ・ピジョン・シューティング(Live Pigeon Shooting)と呼ばれました。トラップとして知られているケージのフタの部分が地表から見えるように地面に埋め、その中に生きた鳥を入れます。射手はこの箱から19m離れた場所に立ちます。箱のフタには、紐が取り付けられ、フタはスライドして開く構造になっています。射手はショットガンを射撃可能な状態で持ち、鳥が飛び立つのを待ちます。プーラーと呼ばれる人が、このフタに付けられた紐を引きます。紐が引かれてフタが外れると鳥は飛び立ち、射手はその鳥を撃ちます。このゲームは、18世紀中期から後期に掛けて、英国とヨーロッパで盛んに行われるようになります。
  スポーツとしては、19世紀初頭に米国で最初に行われ、19世紀半ばにはオハイオ(Ohio)州、シンシナティ(Cincinnati)、及びニューヨーク市(New York City)エリアで人気があったそうです。その後、生きたハトの希少性から、米国のトラップ射撃愛好家は人工的なターゲットを作成するようになります。
  ライブ・ピジョン・シューティング(Live Pigeon Shooting)は、鳥撃ち猟をスポーツの形にしたものであると同時に、クレー射撃の原点と言えます。絵は、1865年に、ロンドンのホンジーの森(Hornsey wood)で行われた貴族によるピジョンシューティング(pigeon shooting)の様子。

(picture from The Illustrated sporting news.)

内容(Contents)

トラップ射撃の種類

一般的なトラップ射撃には、ダウン・ザ・ライン(Down the line)、ダブルライズ(Double Rise)、自動ボールトラップ(Automatic Ball Trap)、オリンピックトラップ(Olympic Trap)、ダブルトラップ(Double Trap)、ユニバーサルトレンチ(Universal Trench)などがあります。
  • ダウン・ザ・ライン(Down the line)
    ダウン・ザ・ライン(Down the line)ダウン・ザ・ラインまたDTLとして知られています。
    1台の放出器を使い、クレーは射台の15m先から、約2.75mの一定の高さで、左右最大22度までの広がりで45〜50メートルの距離の中心線の両側に放出されます。各競技者は順番に単一のクレーを撃ち、それから、全員が右に場所を移動し、25ラウンドを完了するまでそうします。得点は、初矢的中が3ポイント、二の矢的中が2ポイント、ミスは0ポイントになり、最大ラウンドあたり75点となります。主にオーストラリア 、ニュージーランド、南アフリカ、ジンバブエ、カナダ、イギリスとアイルランドで行われています。

    (Picture from ClayPal.)


  • 自動ボールトラップ(Automatic Ball Trap)
    自動ボールトラップ(Automatic Ball Trap)一般的にABTまたは、ボールトラップ(Ball Trap)として知られています。これはオリンピックトラップ(Olympic Trap)を単純にしたもので、オリンピックトラップの練習として使用されます。 1台の放出器を使い、クレーは射台の15m先から、クレーハウスの前方10mの位置で、1.5m〜3.5mの高さで、左右最大32.5度の広がりで放出され、75mに到達する必要があります。使用される装弾は、7.5号、28g以下。(7.5号とは、直径2.41mmの散弾、28gは装弾の重さ)。射手は最大で6名、クレーを打ち終わった射手は右に移動します。各射手は、25のクレーを撃ち的中をカウントします。1つのクレーに対して2発撃つことができ、最大ラウンドあたり25点となります。ます。

    (Picture from ClayPal.)


  • オリンピックトラップ(Olympic Trap)
    オリンピックトラップ(Olympic Trap)日本で一番多く採用されているトラップ射撃です。ISSFのルールでは、15台の放出器を使い、クレーは射台の15m先から、クレーハウスの前方10mの位置で、1.5m〜3.5mの高さで、最大45度までの水平方向の広がりで放出され、75m〜77mに到達する必要があります。使用される装弾は、7.5号以下。(7.5号とは、直径2.41mmの散弾)。クレーは、右、左、中央の3方向のいずれかに飛び出します。飛び出す方向は射手にはわからないようになっていますが、各射台ごとに右2枚、左2枚、中央1枚の計5枚と決まっています。 射手は最大で6名、1番から5番の射台を、打ち終わった順に右に移動します。それを5回繰り返し、合計25枚のクレーを撃ちます。1枚のクレーに2発まで撃つことができ、最大ラウンドあたり25点となります。

    (Picture from ClayPal.)


  • ダブルトラップ(Double Trap)
    ダブルトラップ(Double Trap)ダブルトラップは、オリンピックトラップ(Olympic Trap)と同じレイアウトで、3番射台の前の放出器を使用して行われます。クレーは同時に2枚、放出されそれを撃ちます。 クレーは、クレーハウスの前方10mの位置で、3m〜3.5mの高さで、左最大5度、右最大5度の角度に放出され、55mに到達する必要があります。使用される装弾は、7.5号以下。(7.5号とは、直径2.41mmの散弾)。射手は最大で6名、1番から5番の射台を、打ち終わった順に右に移動します。それを5回繰り返し、合計50枚のクレーを撃ちます。オリンピックなどの国際大会では、男子50枚、女子40枚で行われています。

    (Picture from ClayPal.)


  • ユニバーサルトレンチ(Universal Trench)
    ユニバーサルトレンチ(Universal Trench)ユニバーサルトレンチは、ユニバーサルトラップ、ファイブトラップやUTとも呼ばれています。FITASCによる国際射撃規律です。5台の放出器を使い、 クレーは、クレーハウスの前方10mの位置で、1.5m〜3.5mの高さで、左右最大45度の角度に放出され、60〜75mに到達する必要があります。使用される装弾は、7.5号、28g以下。(7.5号とは、直径2.41mmの散弾、28gは装弾の重さ)。 射手は最大で6名、1番から5番の射台を、打ち終わった順に右に移動します。それを5回繰り返し、合計25枚のクレーを撃ちます。1枚のクレーに2発まで撃つことができ、最大ラウンドあたり25点となります。

    (Picture from ClayPal.)




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